みなさん、アロハ〜! 今回は、日本百名山完登への道もいよいよラスト4座目となる「五竜岳」への登山記録をお届けします。
YouTubeで事前の下調べをしていたら、最後の登りには岩場や鎖場があるとのこと……。 う〜〜む。高いところがちょっぴり苦手な私にとっては、なかなかの大きな関門です。
でも!今の季節はお花がとっても綺麗なベストシーズン。 おまけに今回は、一気に標高を稼げる大好きなゴンドラ🚡とリフトが味方してくれます。
コロコロ変わる天気予報と、我が家の出発ルーティン
山の天気に変化はつきものです。 Gyuntaさんが毎日『山の天気予報』をチェックしてくれていたのですが、「最初は悪いけど回復傾向?」「あれ、また怪しいぞ……」と、予報がまぁまぁ変わる中での決行となりました。
自宅のある新潟からは車で3時間半ほど。前泊なしでいける距離なので、当日は4時起床・5時出発のパターンです。
我が家の山行当日の朝は、だいたいこんな感じ。
- 朝起きてシャワーを浴びる
- 前日に用意して冷蔵庫に入れておいたおにぎりをザックへ
- 普段は食べない朝ごはん(この日はトースターで焼いたカレーパンをラップに包んで!)
- 各自のドリンクを用意
ちなみにGyuntaさんは、毎朝のようにこの日のためにも美味しいコーヒーを淹れてくれていました。
【今回の水分備忘録(ゼロ)】
- 500mlペット:半分凍らせたものに麦茶を注いだもの
- 700mlコーラ空き瓶:粉末ポカリスエット(薄め・常温)
- 480mlタイガー水筒:冷たい麦茶
- 200mlペット:水
- 合計:1880ml + リポビタンDゼリー1個
これでなんとか足りました。五竜山荘で500mlのお湯(300円)を購入し、モンベルのクリアボトルに入れて冷まして水分補給。あとは小屋での夕食・朝食のお茶でまかないました。本州の夏山は想像以上に汗をかくので、いつもより少し多めが安心です。
気になるパッキング最終重量は……


- Gyunta:10.27kg
- ぜろ:5.92kg
お昼ごはんの準備も万端、いざエスカルプラザに向けて出発です!
1日目:本州の夏山を甘く見ていた!?遠見尾根からガスの中の山頂へ
エスカルプラザから登山開始

到着したエスカルプラザは、すっかり洗練された山岳リゾートの雰囲気! (帰る時に気づいたのですが、登山者用の駐車場が別にしっかり確保されていました)

初めてのエスカルプラザでしたが、ゴンドラもリフトも次々に来るので待つことなくスムーズに乗車。一気に上へと運てもらいました。

リフトを降りたところから、いよいよ登山開始です。 天気はまずまずといったところですが、そこはさすが本州の夏山。曇っていても荷物を背負って歩くと、すぐに汗が噴き出してきます。
実を言うと、今回は服装選びにちょっとしたプチ後悔が。
【今回のウェア】 Tシャツ / アームカバー / ノースフェイス アルパインパンツ ※直前まで短パン+スパッツと悩んで、長ズボンに変更
先月まで北海道の爽やかな空気の中で過ごしていたせいか、身体の「暑熱順応」がまだできていなかったのかもしれません。 登り出しは、曇り空なのに背中、腰、脚から滝のように汗が流れ落ち、ズボンが濡れてしまうほど。やっぱり短パンにしておけばよかった〜!
それでも高度を上げるにつれて雲の中に入り、直射日光が遮られたおかげで涼しく歩けるようになりました。晴天じゃなかったことに、思わず感謝です。
遠見尾根はお花畑のパラダイス!
今回は「遠見尾根」をじわじわと登っていきます。

ガスがなければきっと大展望の尾根歩きだったはず。でも、夏山の主役たちが出迎えてくれました! 今年は当たり年と言われているコバイケイソウが見事に乱れ咲き、チングルマもたくさん。

そして五竜山荘のテント場近くでは、可憐なコマクサにも出会えました。やっぱり夏の山の楽しみは、このお花たちですよね。

こまめに休憩を挟みながら登り、ようやく遠見尾根分岐に到着。そこから5分ほどで、お目当ての五竜山荘に到着しました!

1回目の山頂アタック
今回は「カイコ部屋」を予約。 受付を済ませて、不要なものを出してリュックを軽くし、身軽になります。

明日の天気がどうなるか分からないので、今日のうちに頂上を踏んでおこう!ということで、さっそく山頂へ向けて再出発。
あたりはすっかりガスガスで、歩き出すとすぐに小屋が見えなくなりました。 荷物は嘘のように軽くなったはずなのに、なぜか身体がずっしりと重い……。「全身に乳酸が溜まってるの?」と思うくらい足が前に出ません。
小屋から山頂までは通常1時間程度。ですが、途中には険しい岩場や危険箇所があり、高所恐怖症の私はかなり苦戦してしまいました。 他の登山者もおらず、緊張しながら慎重に進んだため、1時間以上かかってようやく五竜岳の山頂へ!

うーん、あたりは真っ白。景色はゼロ。 15分ほど粘って晴れ待ちをしてみましたが、ミラクルは起きず撤収となりました。山の天気は本当に気まぐれです。
綺麗にリフォームされた五竜山荘での夜
小屋に戻ってホッと一息。 五竜山荘は内部が綺麗にリフォームされていて、洗面所やトイレがピカピカ!トイレの奥には広めの着替えスペースもあり、そこで身体を拭いてスッキリ着替えることができました。

宿泊したカイコ部屋も、壁板が新しい綺麗なものに変わっていて居心地抜群。天井や梁に頭をぶつけないようにだけ注意が必要ですが(私はうっかり天井に数回ゴツンとやりましたが……笑)、とても快適でした。

17:00からはお楽しみの夕食。メニューはカレーライスです! 失礼ながら「山小屋のカレーだしな」とあまり期待していなかったのが逆に良かったのか、スパイスが効いていて美味しい!(辛さはジャワカレーの中辛よりちょっと辛めくらい)。 同席された方が辛いのが苦手だったようで半分ほど残されていましたが、お味噌汁も含めて私は大満足の美味しさでした。

夜はお布団の温かさが心地よく、むしろちょっと暑いくらい。 山の上でお布団にくるまり、温かいご飯が食べられるなんて、本当に幸せなことです。
消灯は20:30ですが、20:00頃にはぐっすり就寝。夜中にトイレに起きた際も、館内はある程度電気が点いていたので、真っ暗闇にならず安心でした(トイレの個室に入る時だけヘッドライトがあれば十分な明るさです)。 12時頃に外を覗いてみましたが、外は相変わらず濃厚なガスに包まれていました。
2日目:これぞ山登りのご褒美!大逆転のクリアな景色と感動の2度目アタック
すがすがしい朝と山のプロフェッショナル

2日目は4時に起床。外を見ると、なんと天候が回復しているではありませんか! 身支度を整えたあと、朝日が昇るのを待っていましたが、惜しくもスカッとした御来光とはいかずちょっと残念。

5:00からの朝食は、日本のTHE・旅館といった風情の和食スタイル。 ご飯にお味噌汁、鯖の照り焼き?(これがまた美味しかった!)、そして大ぶりの梅干しが身体に元気を注入してくれます。お茶もしっかりいただいてエネルギーチャージ完了。

五竜山荘のチェックアウト時間は7:30なので、下山時に時間を過ぎてしまわないよう、小屋の入り口付近に荷物をデポさせてもらいました。
昨日あんなに怖かった山頂への道。 行くかどうかかなり迷いましたが、「やっぱりあの向こうの景色が見たい!」という強い気持ちが勝り、2度目のアタックへ。
歩き出すと、山頂までの道はガスが綺麗に抜けて視界クリア! 昨日あれほど怯えていた険しい道も、視界が効いて足元がしっかり見えれば「ちゃんと歩けば大丈夫」と思えました。 もちろん数箇所ドキッとするポイントはありましたが、2回目ということもあって要領が掴め、スムーズに登りきることができました。
そして山頂に立つと、そこには昨日とはまったく違う世界が……!
昨日まで霧で隠れていた鹿島槍ヶ岳が、すぐ目の前にくっきりと雄大な姿を現しています。「こんなに近くにいたんだね!」と思わず感動。

さらに五竜岳山頂の向こう側には、なんと立山連峰や剱岳がドンとそびえ立っているではありませんか! 薬師岳や黒部五竜岳などの名峰、さらには高妻山、妙高山、火打山も雲海からひょっこりと頭を出しています。
いつも思うことですが、こうして山頂から「今までに登ってきた山」を振り返ったり、「これから登る山々」を眺める時間は、何物にも変えがたい至福のご褒美です。
あぁ、諦めずに登って本当に良かった……! 最高のロケーションで、記念の山頂写真をバッチリ撮り直しました。
北アルプスを支える「常駐隊」の存在
無事に五竜山荘まで下り、デポしていた荷物をパッキングして下山に移ります。 下からじわじわと雲が上がってきて、山頂付近に再びガスがかかり始めました。朝の山頂往復ですでに汗をかいていたので、下山は直射日光が遮られるガス混じりの天気がちょうど心地よかったです。
そうそう、この遠見尾根のあたりはツキノワグマの目撃情報が多いエリアのようです。 今回初めて知って深く感銘を受けたのが、長野県が設置している「山岳遭難防止常駐隊」のみなさんの活動でした。
前日の夕方、小屋の外にいらっしゃる男性お二人を見かけていたのですが、陽が落ちた頃、その常駐隊の方が遅れていた登山客2名を安全に誘導して小屋へ連れてこられたのです。 ガスが濃くなり暗くなる時間帯、予約の登山者が来ないと小屋の方も心配されますが、こうして最前線で安全を守ってくれているプロがいるのだと実感し、とてもありがたかったです。
翌朝も、常駐隊の方から「今、熊が出ていますよ。尾根を歩く時はしっかり警戒してくださいね」「猿が襲ってくることがあるから、目を合わせないように」と、リアルタイムな野生動物の貴重な対策情報を教えていただきました。登山者の安全に寄り添う長野県のこうした取り組みには、本当に感謝しかありません。
遠見尾根を下山、そして信州といえば……!

下山は、登りでは立ち寄らなかった「白岳」の山頂を経由するルートで。 昨日よりも格段に視界が良く、お隣の八方尾根が見え隠れする景色を楽しみながら、軽快に遠見尾根を下っていきました。
無事にアルプス平の高山植物園まで戻り、ゴンドラ乗り場へ。 お目当ての「青いケシ」は、かろうじて一輪見られましたが、ほとんどのシーズンが終わっていました。それでも見られてラッキー!

下山後のお楽しみは、エスカルプラザ内にある「竜神の湯」で汗を流してさっぱり。 そして、せっかく信州に来たのだから美味しいお蕎麦を食べたい!ということで、お蕎麦屋さん探しへ。

最初にリサーチしていたお店がまさかの定休日というハプニングがありつつも、気を取り直して見つけた「そば神(そばじん)」さんへ。 4組ほどのウェイティングに並んで入店しましたが、さすが人気店のようで、コシのあるお蕎麦がとっても美味しかったです!

ゼロ(手前):そば神定食 ざるそば(冷)山菜ご飯
を注文。
大満足で締めくくった五竜岳の旅。 実は、来週もまたこの同じ山域にお邪魔する予定です。 今から次の山行が楽しみで仕方がありません。
今回の詳細な歩行ログは、Gyuntaさんがヤマレコにまとめています。データ派の方は併せてチェックしてみてくださいね。
それではみなさん、次回のブログもお楽しみに。アロハ〜!

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